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2008/06/15 NEW YORK


Waiting for Coyote

Pratt Institute のキャンパスは野外彫刻庭園になっています。 NY近郊のアーティスト達の作品が設置されていて学校に訪れる方々の目を楽しませてくれます。 作品の中には驚くほど有名な作家もいれば、学生の作品も あったりで幅の広い彫刻作品があらゆるところに展示されています。
先日私の作品もコレクションの一部に加えてもらいました。タイトルは"Waiting For Coyote"直訳すると、コヨーテを待つ、という意味です。

去年位にマンハッタンのセントラルパークで野生のコヨーテが捕獲される事件がありました。 どうやって大都市のど真ん中にあるあの公園にたどり着いたのか知りませんが捕獲された事がニュースにもなりました。 ニューヨーカー達はこのコヨーテに Halという名前を付け意外なNYCの住民として歓迎しました。  そのつかの間、郊外の森の中に移送しようとした時にHal は死んでしまいました。  首に絡める捕獲器を締め付け過ぎたのだ等の意見を皮切りに虐待を受けた為に死んでしまった等の噂が横行した為、市は解剖までして死因の究明をせまられました。 結局死因は心臓の寄生虫我発見されたのと、ネズミ退治用の毒の入った餌を食べた為、肝臓からの出血が酷く、捕獲された時のストレスで出血が悪化したのが原因だったそうです。

この事件は私にとって妙に心に残る事件でした。NYにはありとあらゆる人が何かを求めて来ます。 美術を志し、日本 から来た私もNYという都市に魅せられ、たどり着き、今ではすっかり居着いてしまいました。 

私は職業柄、学生達と接する時間が多いので話を聞くと、皆、故郷を出て美術やデザインを志してNYに来たと言います。とんでもない田舎の小さな街であったり私の様に海外から留学しにきたりと色々な生徒がいます。もちろんNY出身の生徒もいますが何故ここに留まったのか聞くとやはりこの街に魅力を感じるからと皆言います。 

Halの動機は分かりませんが、野生の勘でさえ狂わす何かがあったのかもしれません。

少し話しがそれますが、Looney Tunes と言うアメリカのアニメでRoad Runnerをご存知でしょうか?ビーッビーッと言いながら滅茶苦茶速く走る鳥のRoad Runner をいつも追いかけ、捕まえようとする コヨーテのWilyとの追っかけっこをコミカルに描いたとても  アメリカらしいアニメ です。

どんなにWily がしつこく追いかけても又は様々な罠を仕掛けたりしても Road Runnerは捕まえる事が出来ません。 もう少し、というところでいつも逃げられてしまいます。

とても重そうな金床(鍛冶が鉄を叩く台)が校舎の入り口に非常に不安定な状態で置かれて下を歩く者に不安を与えるような彫刻ですが、 これはアニメの中で WilyがRoadrunner を捕まえようとするときに出てくる罠の一 つと同じものです。Looney Tunesではこの罠だと必ずWilyの上に金床が落ちてきますが、現実に起きた場合確実に死にます。アニメのような架空の世界ではコミカルで面白い物と現実の世界におけるシビアな危険や恐怖の対比を感じさせる事が出来たと思います。

Hal をセントラルパークまで導いたものはなんだったのか?  Road Runnerは何故 Wily に捕まらないのか?  実際捕まえたらどうなるのか? 
夢や理想と置き換えた場合、追い求める事に意義や幸福があるのか?  自分で仕掛けた罠に何故いつも自分が掛かってしまうのか?  など、色々考え込める視点があります。

尚、設置には十分気を使っていますが、実は金床は軽いプラスチックで出来ていて万が一落ちてきても大丈夫だと思います。写真を取っていた時この下を通ろうとした人に「くしゃみをするのさえおっかないよ」と言われました。

最後にこの彫刻作品を実現させてくれた彫刻庭園チーフディレクターのDavid Weinrib氏、 及び制作に手を貸してくれた私のアシスタント達に感謝したいと思います。

Nao

2008/06/06 NEW YORK

ICFF

ICFF − International Contemporary   Furniture Fair − にて作品を展示しました。  Brooklyn Design で発表したOso Industries との コラボレーション の Osomoto シリーズの二点です。

http://www.icff.com

しかし規模がでかい... Brooklyn Design とは桁が全く違います。  マイナーリーグとメジャーリーグ位の差があります。

二十周年になる今年も世界各国から新しいデザインや斬新な素材を紹介するブースが二百以上出てました。毎年ながら各国のトップデザインを見て回るのは非常にいい勉強になります。  さながら家具デザインのワールドカップのような感じで国別にブースが区分けされていて、その国の様々なプロダクトを見比べる事ができます。

実際自分の部屋を見てみるとかなりの種類の家具又は生活に必要、不必要な物が沢山あります。このイベントでもテーブルや椅子に限らず様々な物が展示されます。 カーペット、 ラグ、クッション、食器、壁紙、タイル、etc.  多くの建築家、プロダクトデザイナーやインテリアデザイナーが情報収集に会場に訪れていました。

同じ空間にプロダクトデザインの巨匠とも呼ばれる人達の作品、現役バリバリ 売れっ子デザイナー、そして デザイン  スクールの学生達の作品も展示されていたり、一つの会場でデザインの過去、現在そして未来を垣間見れるのもICFFの魅力だと思います。

今年は特に環境を配慮したデザインや素材が注目を集めていて、グリーンな プロダクトであるという事はこれからのデザインから切り離せない要素になりました。 この流れは私も大賛成なのですが、グリーンデザインの定義や認定機関の設定が早急に必要だと思います。 マーケティング ギミックとしてグリーンを宣伝文句に使っている場合が見受けられます。 その製品がどういう製造工程を経て作られるのか十分把握していないと実際に環境に優しいのか分からない場合が多いのがこの思想を普及させる問題点でもあります。グレーゾーンの多い 問題なので白黒付けるのが難しいでしょうがそこをなんとかしたいところです。

その他にも私が毎年楽しみにしているのが Design Boom Martと言うデザイナー個人が展示即売するブースがあります。 気の利いた面白い 発想の小物が購入できます。今回もナイスな物を何点か購入しました。

毎年このイベントでは刺激を沢山受け、色々なアイデアが湧いてきます。 今も頭の中に漠然とした家具のイメージがいくつもあります。 これからじっくりこれらのイメージを練り上げ、実物にしたいと思います。

Nao
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